BCP(事業継続計画)は、新型コロナウイルスや自然災害等、非常事態における業務の停止・被害を最小限に抑えるために、平常時に策定しておく「事業継続」のための計画です。災害が少ないと言われている本県においてもここ数年、風水害等の災害が発生しており、さらに未だ収束が見通せない新型コロナウイルスの感染拡大により日常生活や経済活動にも大きな影響を与えているところであります。
このような中、商工会議所では、県、東京海上日動火災保険㈱、他の商工団体と「栃木県BCP策定支援に関する協定」を締結し、県内事業所におけるBCP策定について、個別支援に取り組んでいるところであります。
今回のBCPセミナーでは、大田原市のハザードマップの説明や近年発生した地震被害状況や本県における地震被害想定などについて分かり易く説明するとともに、感染症対策にも触れながらBCPの必要性について学んでいただく内容となっております。
加えて、国の認定制度であります「事業継続力強化計画」 についても説明させていただきます。
※1 中小企業が策定した防災・減災の事前対策に関する計画を経済産業大臣が認定する制度。認定を受けた中小企業は、税制優遇や金融支援、補助金の加点などの支援策が受けられます。